今回は建設業で独立する上で、とても大事な人間性についてお話しします。
人間性と言うと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、建設で独立する以上、お客様とのコミュニケーションは避けて通れません。
建設業で独立している方たちで、ここができていないがために仕事が薄くなっている方など非常に多いです。
これだけ守っておけば、必ずリピーターに繋がり、紹介による仕事にもつながることなので、心して読んでください。ちなみに何も難しい話じゃないので、すでに出来ている方は、流し読みで大丈夫です(笑)
人間性とは?
僕がここでいう人間性とは、コミュニケーション能力のことを指します。
建築の商社さんに結構多いんですけど、商社さんの営業って電話出なくないですか?レスポンス遅くないですか?
見積もり言わないと出てこなかったりしませんか?
そういう時ってマジで切り替えてやろうかなって思いませんか?
大事なのってそこなんですよね。
今回まとめることは本当に基本的なことだけです。正直普通の会社員、営業マンだったら当たり前にやってることだと思います。
建設ではそれが出来ない人が多いので、これをできるだけで勝てます。もっとも簡単に周囲から信頼を得て、継続して仕事の受注が可能になります。
電話には必ず出る
やっぱり一番はこれですね。本当に基本的な簡単なことなんですけど、出来ない人がとても多い。
すぐに電話に出れなくても、折り返せる時に折り返すのがマナーですね。かけても出なくて、なぜかそのまま折り返しもないなんて人が非常に多いです。
それでは仕事も頼めないし、聞きたいことも聞けないし、見積もりも頼めないですよね。
僕は基本電話に出るのがめちゃくちゃ早いです。(笑)
仕事の依頼かもしれないし、緊急の用事かもしれないので、ほぼ必ず出ます。ちなみに前職での営業の時には毎日100件をゆうに超える電話が来ていましたが、全てに対応していました。
後回し後回しにする人ほど仕事も遅いし、頼られることはありません。
電話に出る人と出ない人、レスポンスの速い人と遅い人、見積もりが早い人と遅い人。
やっぱり全てにおいて前者に頼みたいって思いますよね。
後は最初は大変かもしれないですけど、何時でも電話に出る。
やっぱりお客さんて夜遅くまで働いてる方も結構多いんですよね。
お客様の中でも頑張る方は、22時23時とかまでガツガツ働いている方がいます。そういう時にも電話に出てあげる。無理な場合は、朝一で折り返す。
これだけで、自然とプライベートな話を切り出してくる方もいて、いつの間にか信頼関係が構築できてきます。
メールは必ずその日のうちに返信する。
何時でもいいです。
返信自体は何時でもよくて回答を必ず送らなきゃいけないわけではないです。
これどういうことかって言うと、見積もりをお願いします。これこれいくらぐらいですかね?
みたいなメールが来たら、その回答をいくらです。って送る必要はありません。
それが送れれば1番ベストではあるんですけど、必ずそれを送らなきゃいけないわけではなくて、
「メールありがとうございます。確認してご連絡させていただきます。」と送るだけで良いんです。
実際に明確な回答が出たらすぐにまたメールを送ると。
そういうコミニケーション取れるかどうかが最も重要です。
メールは一度返信して安心させてあげるっていうのがすごく大事です。
他の業界はちょっとわかりません。みんながしっかりしてたらなかなかそういうわけにはいかないかもしれませんが、建設業だったらこれをしっかりやるだけで勝てます。
報告・確認を怠らない。
これは皆さんやられていることだとは思います。
ちょっとテクニック的な話になってくるのかなとは思うんですけど、工事において、「これってこの納まりでいいの?」っていうのって結構あるんですよ。
例えば現状回復で、クロスの張り替えを依頼されたとします。
木部めちゃめちゃ汚いけどこれこのままでいいの?
とか、これ水道とか漏れるんだけどいいの?とか
あるいは新築とかでそれって明らかにおかしな納まりになりそうだけどいいの?
とかそういう話です。
依頼している職人さんから言われるパターンもあると思います。これこうなっちゃうけどいいの?っていう話ですね。
皆さん経験者なんでわかると思うんですけど、実際に現場に入ってからやっぱりこうしたほうがいいんじゃないのか、って言うので変更が出たりとか正直あるあるですよね。
この時に、良くないパターンだと「これしか言われてないんですよね。他のところは全て追加です。」
ていうのを後から言うんですよ。いやこれどう考えてもだめでしょって思う内容をです。
これ、お客さんからしたら「プロのくせにやっててわからなかったの?」って言う話になりますよね。あとは、ほんの数分とか数十分程度で十分終わる内容なのに、面倒見てあげないで、言われたところだけやって半日で帰っちゃうとか。
これやっちゃうと本当に一発で仕事なくなりますね。
少なくとも僕はそういう方に仕事をお願いしたことはないですね。やらないならやらないで良いけど、確認は必要だよねって言うことです。
事前に確認さえ取っておけば、自分を守ることにも繋がりますからね。お客さんが伝え忘れてるとか、その分は追加を払ってでも頼みたい時ってよくありますからね。
それなのに、電話一本を面倒くさがるのか、お客さんに電話するのが気まずいのかは分かりませんが、こういう確認を平気で怠る人が意外にも結構多いです。
問題が起こらない場合は良いのですが、こういうのが意外と後々大きな問題につながるケースって少なくありません。
これやるのとやらないので、お客さんのイメージも全然違います。
もちろん、いつも確認を取っていて、毎度お馴染みの内容になってきていたら、確認しなくても問題につながらない場合もあります。
その辺の線引きをうまくやれるかどうかですね。
僕の中では、「施工管理」や現場の仕事においては、いかに気を利かせられるかが全てと言っても過言ではありません。
言われた内容だけをただ言われたようにやるだけなら正直施工管理としての能力は低いと言わざるを得ません。
確認を怠ったが故に、お客様からすると「なんでそんなことも見てくれないんだ」ってイメージになってしまうんですよね。
一回そうなってしまうと、次には金払うのが嫌だ、って言う話になりますからね(笑)
周りを見ていると、気が利かない人ほどやっぱり未回収があるとか裁判沙汰を抱えてるとか、そう言うのがすごく多いです。
数万円の工事の確認を怠ったが故に、工事全体の数百万円が支払われないなんてことになったら目も当てられませんよね。
そういったリスクを極力回避する点で非常に重要と言えます。
レスポンスはとにかく早く
とにかくレスポンスは早くスピーディーな対応をしていかないと負けますね。
先述のメールや電話にも繋がりますが、リフォームや工事って正直どこの会社に頼んでも、同じ内容を同じように頼んだら仕上がりってほとんど変わらないですよね。
その中でどこで違いが出てくるかって言ったら対応の速さです。緊急の水漏れ対応だってそう、見積もりだってそうですね。
工事の確認や報告事項だって早いに越したことはないですよね。この辺りをあまり理解せずにかなりのらりくらり自分のペースでやっている方が散見されています。
自分を守るためにも、レスポンスは極力早く行うことはめちゃくちゃ大事です。
まとめ
本当に人間性で勝っていくっていうのはものすごく大事です。
実際に僕が今4年目なんですけど、今ご依頼いただいてるお客さんはほぼほぼ人間性で仕事をいただけていると思ってます。
たまに言われます。
「前にお願いしてたところよりもちょっと高いんだけど、ちゃんとやってくれるからいつもお世話になってます」
先述したことをキッチリやっているだけで、自然とこうなってきます。お客さんにもよりますけどね。
建設業ではこれを全てきっちりこなすだけで簡単に仕事は増えていくので、まずは1ヶ月でも良いので試してみてください。
そもそも、リピーターを捕まえる前に新規営業だ!って言う方は一つ前の記事に新規営業あれこれ書いていますので、そっちも参考にしてみてください。