施工管理での独立を応援するサロンですが、実は独立する前にやっておいた方が良いことも結構あったりします。
勢いで辞めて既に独立した場合は違ったやり方があるので、営業活動の記事を参考にしてもらえればと思います。
施工管理やリフォーム営業で勤務している人で、今の会社や待遇に不満を抱いていて、いつか独立を考えている、という方向けの内容になっています。
ズバリ当てはまる方はぜひ参考にしてみてください。
独立する前にやるべきこと5選
付き合いのある顧客を捕まえておく
これが実は最も簡単な方法です。
担当者レベルでしっかりと仲良くなって関係を築いていれば、独立をしてからも仕事をもらえる確立が上がります。
相当数法人のお客様を抱えていて、多くの方が独立後もお付き合いを継続していけるようであれば、むしろすぐにでも独立してしまった方が良いかもしれません。
特に今の会社や待遇に不満がある場合は、独立してすぐに時間的にも金銭的にもだいぶ余裕が出てくることでしょう。
最初からお付き合いできる会社さんがあることはそれくらい心強いです。
ただ、あまりやりすぎると退職後に前職と揉める可能性もあるので、ここは注意して行う必要があります。
もしかしたら大口の顧客を全て持って行ってしまうと、前職が危機に陥るかもしれません。
そうなった時に、怨恨による嫌がらせを受ける場合もありますからね。
あとは、お客様の中には、こちらに仕事を振ってくれるとは言っていたものの、前職の会社との付き合いもあるからなかなかすぐには切り替えられない・・・といったケースも少なくないです。
軽い感じで今後もよろしくね、なんていう場合は実は結構注意した方が良いです。それにあまりに期待し過ぎていると痛い目を見るかもしれません。
お客様からしたら、退職することはただの他人になってしまうことを意味しているので、よほどあなたに魅力がない限りは、期待し過ぎない方が良いでしょう。
すぐに取引を切り替えるというのはお客様からしてもそれなりのリスクがあるのです。
ちなみに僕の場合も、何社さんかお声かけして、みなさん快くOKしてくれていたのですが、実際にお取引開始できたのは1社さんだけでした。その1社さんも数ヶ月後にはほとんどなくなっていました。
僕の魅力がなかっただけの場合もありますが、これまでと手続きや事務作業が変わったりすると、お客様にとってはストレスになるので、そこも十分に注意しておくべきでしょう。
・お付き合いのある会社さんに独立後もお付き合いをできるようにお願いしてみる
・意外と取引を継続してくれる会社さんは少ないので、楽観的に考え過ぎないことも大事
付き合いのある協力業者を捕まえておく
これは絶対です。エリアを大きくずらす場合はまた少しやり方は変わりますが、今現在付き合いのある協力業者さんは必ず連絡先も押さえておいた方が良いです。
みなさんわかっていることと思いますが、協力業社も1から見つけていき関係を構築するとなると本当に大変な労力です。
そして独立する際には退職前に必ず一度話を通しておくようにしましょう。
施工管理などの仕事では施工してくれる人がいないと成り立ちませんからね。
また、自分にとって”良い付き合いやすい業者さん”というのは多くないです。
良い業者さんを捕まえておくことで、新規の顧客でもリピーターに繋がりやすくなったりしますからね。
これも僕の場合はほとんど1から探していたので、非常にストレスでした。
・協力業者とも必ず連絡先を交換して、退職前に一度話をしておく。
・エリアをずらす場合は独立前に探しておくのも一つ。
事務書類などは雛形だけでも手に入れておく
先ほどの話にもつながりますが、急に全ての事務書類の書式などが変わったりすると、お客様からしても自分からしても結構なストレスです。
請求書や領収証、見積書や提案書、報告書などは独立してからも必ず必要になる書類です。
前職と全く同じ書式でなくても、インターネットなどで簡単にテンプレートも手に入ります。
それで問題なく使えれば良いのですが、使い慣れた書式を持っていると事務処理の時間や効率もだいぶ変わってきますので、極力近い書式で手に入れることが良いでしょう。
会社さんによっては社外秘などの情報もあったりすると思いますので、情報やデータの取り扱いには十分気をつけましょう。
ちなみに僕は前職で手に入れたデータや書式を今でも使っています。やっぱり何年も使ってきて慣れ親しんだ書式が使いやすいですからね。
前職の雛形も大半は元々は僕の作ったものだったので、データも入手しやすかったですが、そうでない方が大半だと思います。
データを手に入れる際は色々と注意して行いましょう。
・データや雛形を入手しておく。
・データの取り扱いには注意する。
単価を把握しておく
これもかなり重要です。
独立して付き合いのあった顧客を連れてこれたとしても、前職で取引していた単価を大きく外すようになってしまうと、お客様は1発で前職に戻ります。
お客様もそれなりのリスクを背負って独立したての人に依頼してくれているのですから、ここで不義理なことをしてはいけませんよね。
基本的には単価は同じで取引しておくのが良いでしょう。
単価を下げる方もいますが、今後の付き合いを考えると、あまりやりすぎるのは得策では無いでしょう。
なので、見積もりや請求などの単価をしっかりと把握しておき、業界全体の単価感も把握しておくようにすることで、仕事もだいぶ取りやすくもなるでしょう。
営業も兼ねて現場管理のお仕事をされている方は当然単価や相場感の感覚を持っていると思うのでそれほど難しくないでしょうが、そうでない方は肝に銘じておきましょう。
仕事をする上で利益を産みながら請け負っていかなければいけません。
当然協力業者にもそれなりの利益を生み出してもらう単価で発注しなければなりません。
自分だけが儲かればいいという方は僕の周りにもいましたが、そう言った方達はやはり淘汰されていっていますね。
仕事の単価感を得るとともに、ここの考え方には十分気をつけておきましょう。
・単価感を身につける。
・基本的には独立後も極力同じ単価で仕事を受ける。
まとめ
今回はごくごく当たり前のことをお話ししてしまいました。
独立を考えている方は当然これらは考えてきたことでしょうが、肝に銘じる気持ちで再度参考にしてみてください。
しかし、
「自分にはお客様もいないし、協力業者と直接連絡先を交換するのも難しい・・・単価も一切触れない立場にある・・」
そんな方は独立できないかと言ったらもちろんそんなことはありません。
実際のところそれらを後から身につけたり捕まえていくことももちろん可能です。
このブログを読んでいる方々はすでにわかっている方も多いと思いますが、この「建設」という業種においては、正直素人からでも売り上げは作れます。
そんな場合は状況を一度僕にご相談してください。どうにでもなりますので。
しかし本当に全くスキルもツテもない方は、ちょっとしたコツや努力はもちろん必要になりますので、少しでも楽に独立して安定するためには、可能な方は上記のことをやっておくと良いでしょう。
独立に対して結構皆さん大きなことと思っている方も結構いらっしゃいますが、実際初めて見るとそんなに一歩を踏み出すのを恐れるほどのことではないですからね。
もちろん大きく失敗してしまったら、立ち直るまでに大変な場合はありますが、注意してやっていけばそれほど大きく失敗することは正直ほとんどありません。
少しでも気楽に構えて見据えられると良いなと思っています。
相談してみたいという方は一度お問い合わせよりご連絡ください。